防水スプレーを至近距離で大量にかけていませんか?実はほとんど蒸発するだけです。

こんにちは、プリンス靴店の渡辺です。

いよいよ梅雨も本番、雨の降る日が多くなりましたね。

今日は、意外と知らない、
「防水スプレーの正しい使い方」
についてお話したいと思います。

正しいやり方  靴との距離を離してさっと全体を2,3秒かけるだけ
防水スプレーを至近距離で大量にかけていませんか?実はほとんど蒸発するだけです。


皆様よくやりがちなのが、「至近距離で沢山防水スプレーすると効き目が強そう」ですが、
防水スプレーを至近距離で大量にかけていませんか?実はほとんど蒸発するだけです。
残念ながら沢山吹き付けてもその分蒸発するだけで、防水効果が強くなることはありません。


距離を離して、さっと全体を2,3秒。これで十分です。
「え、本当に大丈夫?」という方は、
30分ほどしてから、もう一度さっと2,3秒吹き付けて下さい。


防水膜が出来るのがだいたい30分ほどですので、その後に再びスプレーを吹き付けることで、
もう一層防水膜を重ねることができます。これで、近くで沢山スプレーするよりも強い撥水効果が望めます。

後、もう一つ気をつけて頂きたいのが、
「汚れたままの靴に防水スプレーをしない」というものです。
車でも、洗車してからワックスをかけますよね。靴も同じ事で、わざわざ汚れをコーティングしているのと
同じ状態になりますので、汚れが目立つ場合は先にクリーナー等で綺麗にしてから防水して下さい。
参考 黒の革靴のお手入れ上級編

雨の日のおでかけ前は、ほんの少しの工夫で随分違いが出ますので、
さっと一振り、靴に防水スプレーをかけてみて下さい。
※ 防水スプレーは人体に有害な物質が含まれます。直接吸い込まないように、屋外等風通しのいい場所で使いましょう



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